イチロー氏、指導者デビュー 現役時代と同じ着こなし、同じ光景

試合前のチーム練習で打撃投手を務めたイチロー氏(撮影・小林信行)
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 「マリナーズ-カブス」(1日、シアトル)

 前日にマリナーズの会長付特別補佐兼インストラクター就任が発表されたイチロー氏(45)がカブス戦前のチーム練習で打撃投手を務め、“指導者デビュー”を果たした。

 胸にチームのロゴが入った上着とユニホームのパンツ。現役時代同様、ソックスを上げたオールドスタイルでフィールドに現れたイチロー氏は一塁ベンチ前でキャッチボールを行い、肩を作った。

 前日は首脳陣ミーティングや打者ミーティングに参加した同氏。この日はフリー打撃で最終、第3グループの控え組ナルバエズとムーア、そして現在負傷者リスト入りしリハビリ中のシーガーら3人の打撃投手を務めた。1人あたり5~7球のペースで5巡。のべ15人に約10分、選手の呼吸に合わせることを心掛けながらテンポよく約100球を丁寧に投げ込んだ。

 チーム練習終了後はすぐにクラブハウスには戻らず、ペン片手にベンチ脇に殺到したファンのリクエストに応じてサインをサービス。現役時代と変わらない光景が繰り広げられた。

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