ダルビッシュ寛容「謝罪の必要ないし、気にしてない」グリエルの差別行為について

最終第7戦の先発が決まり、会見したダルビッシュ(撮影・小林信行)
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 ドジャースのダルビッシュ有投手(31)がアストロズとのワールドシリーズ最終第7戦に先発することが正式発表され、31日(日本時間11月1日)の第6戦の試合前に記者会見を行った。

 会見では前回登板の第3戦で波紋を広げたアストロズ・グリエルの差別行為に関する質問もあった。米大リーグ機構(MLB)は、同選手がダルビッシュから先制ソロを放った後にベンチ内で見せた仕草を問題視。一夜明けた28日にマンフレッド・コミッショナーが緊急会見を開き、来季開幕5試合の出場停止などの処分を発表した。

 一連の事態についてダルビッシュは「僕自身としてはまったく怒ってはなかった。むこう(グリエル)が謝罪したいと言ってきましたけど、全くその必要はないし、気にしてないよとは伝えていた。全く気にしてないです」と寛容な姿勢を見せた。

 また、MLBの裁定には「うーん、どうなんですかね」と困惑の表情。「ワールドシリーズは大きなことだから、出場停止にするのはフェアじゃないっていうのは分かる気がするんですけど、人種差別はすごく大きなこと。5試合が大きいかどうかは分からない。どう判断していいのか分からない」と話した。

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