イチロー、ダルビッシュを大絶賛「トップ中のトップ。覚悟が必要な投手」

 「レンジャーズ10-22マーリンズ」(26日、アーリントン)

 マーリンズのイチロー外野手(43)が「6番・右翼」で出場し、3年ぶりの対決となったレンジャーズのダルビッシュ有投手(30)から適時二塁打を放つなど、3打数2安打1打点、3得点、3四球。1試合3四球はマリナーズ時代の05年9月27日のレンジャーズ戦以来12年ぶり。今季3度目のマルチ安打で打率は・234(124打数29安打)。メジャー通算安打数を3059本とした。

 イチローが躍動した。ヤンキース時代の14年7月28日以来となったダルビッシュとの顔合わせ。二回の第1打席こそ遊ゴロに仕留められたが、1点リードの四回無死一、三塁の絶好機に右中間を深々と破る適時二塁打。打者11人で9点を奪う猛攻をお膳立てし、ダルビッシュをマウンドから引きずり降ろした。

 エース右腕と対じした2打席の印象について「2回だけなんで何とも言えない」と多くを語らなかったイチローだったが、投手としての能力を高く評価。称賛の言葉を口にした。

 ダルビッシュ投手との対戦は楽しみか?

 そんな問いかけにイチローは「そんな余裕はないわね、僕に。たまにしかない先発しないですから。ダルとの勝負が楽しみだっていう精神状態ではないですから、それはないですけど、ただやっぱり、ダルが(先発で)来るときは心構えが、心の持ちようが全然違うからね。トップ中のトップ」。ナショナルズのシャーザーやストラスバーグ、ドジャースのカーショーといったメジャーを代表するエースたちの名を挙げながら「そういうピッチャーとやるときの気持ちというか、気構えとしてはそういうレベルのピッチャーだね。ただ、プレーすればいいという感覚にはならない。それなりの覚悟というか、そういうのが必要なピッチャーだね」と熱く語った。

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