如水館11年ぶりのセンバツ当確ならず
「高校野球・秋季中国大会・準決勝、南陽工6-3如水館」(31日、浜山球場)
準決勝2試合が行われ、如水館は南陽工に3-6で敗れ、2005年以来11年ぶりのセンバツ出場を確実にすることができなかった。準決勝敗退のため、センバツ出場は来年1月に開かれる選考委員会の判断に委ねられる。
八、九回の反撃も追いつくことはできなかった。広島勢で唯一4強に残った如水館が、決勝進出を逃した。
迫田穆成監督(76)は「負けたということは、弱いということ。やはりピッチャー。あそこで1点だったら逆転できた」と、八回の5失点を嘆いた。石垣、岡本、石垣、岡本と“ブーメラン継投”を敢行。同点の八回にマウンドに上がった岡本は、1死一、三塁から併殺崩れの間に1点を失い、次打者に死球を与え降板。3度目のマウンドとなった石垣は、死球に連続長短打を許して大量失点した。
守りでミスもあり、打線も序盤の好機で決定打が出なかった。同じく準決勝で敗れた開星、四国大会準決勝敗退の土佐、済美と残り1枠を争うセンバツ出場は「考えてません」と言う名将。「チームづくりを一からやり直さないといけない」と、この敗戦を糧に冬にチーム力アップを目指す。