ケイバ熱盛ブログ「おもしろくないG1回顧録⑩」(2月22日)
どうも、面白くない記者の小林です。まずはどうでもいい記者の予想結果から。1着▲カフェファラオ、2着無印エアスピネル、3着無印ワンダーリーデル。◎アルクトスは9着でした。この外れにより収支はマイナスに転落。20年は地味な展開ながらも何とかプラスで踏ん張ってきたが、今年最初のG1で失速です。
今年のフェブラリーSは予想の段階であまり自信はなかったが、レース前日の土曜競馬が終了した時点ではいけると思っていた。
その根拠は東京競馬場のダートの状態。とにかく逃げ、先行馬が止まらない。それが人気のない馬でも、平気で粘ってしまう馬場状態だったからだ。さらに時計も良馬場にしては速い。◎にとっては絶好の条件だ。レースでも好位置を確保し、手応え良く直線を向いた時にはよしよしと思ったが、追い出してからは伸びずに失速。最後は声すら出せなかった。
勝ったカフェファラオは好位から抜け出す正攻法の競馬をしてV。強かった。記者の評価は▲。ポテンシャルの高さを認めつつも、難しいところがあり、信頼を置けなかった。しかも、今回は馬群にもまれる可能性が高い3番枠。悩んだ末に評価を落としたが、見極めが甘かった。
広い東京への舞台変わり。加えてハミを制御力が向上するものに変更し、クロス鼻革とチークピーシーズの着用と、馬具を工夫したことで能力を出し切ることができた。V時計の1分34秒4も優秀だ。時計が出やすい馬場だったとはいえ、過去10年で2番目に速く、レコードに0秒6差まで迫った。能力の高さを証明するには十分過ぎるもの。あとは安定して力を発揮できるかだけ。その一点に尽きる。若きダート王誕生の予兆が見られた今年のフェブラリーSでした。
〈おまけ〉フェブラリーSは生後2カ月の息子と一緒に自宅観戦。今年初のG1だったが、週中のトレセンで話題になったある問題のことが心に引っ掛かり、いつものG1と違って高揚感はあまりなかった。
息子には物事を多角的に捉えられる洞察力のある大人になってほしいと思う半面、一番大切なのは何なのかを理解し、思いやりのある行動ができるような大人になってほしいと思った。
【フェブラリーS】(買い目はレース当日のデイリー紙面に掲載)
〈馬連〉
6-16・3・2・4・9 各2000円
購入額 1万円
払戻金 0円
【G1回顧録トータル収支】
マイナス7200円