【地方競馬】JRA馬グランブリッジが関東オークス制覇!ユーイチが自画自賛のエスコート

 「関東オークス・Jpn2」(15日、川崎)

 ユーイチが作戦通りにエスコート-。4番人気のJRA馬グランブリッジが道中2番手追走から直線抜け出して初重賞制覇。逃げた5番人気のラブパイローが3馬身差の2着に粘った。16年ぶりの南関東牝馬3冠を狙った1番人気のスピーディキックは、最後詰め切れず3着だった。

 デビュー6戦目のグランブリッジが、ビッグタイトルを勝ち取った。ここまでJRAで5戦して、未勝利戦と牝馬限定1勝クラスしか勝ち星はなかったが、一気に重賞ウイナーに駆け上がった。

 1周目から終始逃げたラブパイローの直後に付け、最後の直線残り約100メートル地点で先頭に立つ正攻法。殊勲の福永祐一は「1番の馬(スピーディキック)に2番手を取られないよう、自分が2番手を取ったのが勝因」と自画自賛した。

 管理する新谷功一師は一昨年3月に開業。今年3月にはUAEダービーをクラウンプライドで初重賞勝ち。今回は国内での初重賞制覇と珍しいケースとなった。「前走で阪神の1800メートルをこなしてくれたので楽しみにしていたが、理想を上回る位置を取れたし、1戦ごとに力強い競馬をしてくれている」と指揮官は愛馬を評価。今後については「賞金を加算できたので、牝馬の交流戦を」と、JBCレディスクラシック(11月3日・盛岡)をはじめ一連のグレードレースを視野に入れた。

 一方、牝馬3冠を目指したスピーディキックは3着。道中は内ラチ沿い3番手を追走し、最後の直線では2着馬ラブパイローに半馬身差まで迫った。「枠も良かったし、流れも完璧。この馬も伸びてはいるのだが、JRAの馬は弾け方が違った。よく走っているし悔いはない」と御神本訓史はパートナーをねぎらった。

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