【ロジータ記念】カイカセンゲンが母娘制覇 藤田輝師「気性が難しい馬を本当にうまく乗ってくれた」

 直線で抜け出すカイカセンゲン(右から2頭目)
3枚

 「デイリー盃 ロジータ記念・S1」(10日、川崎)

 開催3日目の11Rで行われ、カイカセンゲンが重賞初勝利で、このレースの母娘制覇を達成した。2番人気はゴール前で粘る4番人気のウワサノシブコを交わし、4分の3馬身差をつけた。3着には10番人気のイヤサカが入り、逃げた断然1番人気のケラススヴィアは10着に沈んだ。なお、優勝馬は「第67回クイーン賞・Jpn3」(12月1日、船橋)及び「第15回東京シンデレラマイル・S3」(12月30日、大井)の優先出走権を獲得した。

 単勝1・8倍のケラススヴィアが最後の直線を向く前にいっぱいになる波乱の展開。栄冠を勝ち取ったのは、2013年にこのレースを勝ったカイカヨソウを母に持つカイカセンゲンだった。

 スタートは一息だったが、今年重賞8勝目となった張田昂が「腹をくくって乗った」という待機策から、2周目向正面でペースが落ち着くや徐々に進出。直線は外から脚を伸ばして、粘るウワサノシブコをゴール前で差し切った。

 管理する藤田輝調教師は「気性が難しい馬を、張田騎手が本当にうまく乗ってくれた」と鞍上を絶賛。張田昂はこれで通算重賞10勝目。3日のJBCクラシックではカジノフォンテンで悔しい思いをしたが、「関係者の皆さんがいい馬に乗せてくれるおかげです」と、さらなる活躍を期していた。

 ウワサノシブコ(2着)「ちょっとペースが速く、3~4コーナーで行った分、最後は差されたが、馬はよく頑張った」(和田譲)

 イヤサカ(3着)「あまり進んでいかないと聞いていたけど、展開が向いたこともあっての3着。まだ、成長の余地がある」(岡村健)

 ハピネスマインド(4着)「3番手くらいに行きたかったが、砂をかぶってもよく走った。次につながるレースができた」(小杉亮)

 クレモナ(5着)「初の左回りだったが、精神的に強く、長くいい脚を使った。えらい馬だね」(酒井忍)

 ケラススヴィア(10着)「前走大敗の精神的ダメージがあったのかも。関東オークスと同じようなペースで行けたが、敗因は分からない」(森泰斗)

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