【別府競輪】ビッグレースでも存在感を増す犬伏湧也
「ウィナーズカップ・G2」(19日、別府)
勢いは本物だ。2次予選8Rで軽快に風を切った犬伏湧也(27)=徳島・119期・S1。「すごく踏み出しが良かった」と打鐘で踏み込んで、別線に抵抗を許さないスピードで主導権を奪取。「先頭で風を切るのが自分のやること。ペースで駆けた」と落ち着いた運びでそのまま押し切った。
前場所の大垣で記念初優勝を達成し、今開催で注目を浴びている。後方に置かれて見せ場がなかった1次予選10Rの反省を生かし「自分から組み立てるレースを心がけた」とこの日は持ち味を最大限に生かしてみせた。
ビッグレース初出場だった昨年7月のG2・サマーナイトフェスティバル(玉野)でいきなり決勝進出を決めるなど、デビュー当所から高いポテンシャルを持っていたが、近況はさらにすごみを増してきた。準決は松浦悠士(広島)とタッグを組み、再びパワフルな走りを披露する。