【松山デイリー杯】S級決勝は野口裕史がパワーさく裂だ 連勝で勝ち上がり「最後も踏み直せた」

 「伊藤豊明杯×デイリースポーツ杯・F1」(14日、松山)

 野口裕史(41)=千葉・111期・S1=は、先行基本のパワーファイターとして、大柄な体躯(たいく)を生かした突進を武器に各地で爆走を続けている。

 前場所の立川記念でも1次予選を2着で突破すると、2次予選ではS級S班の郡司浩平(神奈川)を連れパワフルに駆けて2着で勝ち上がった。

 配分が詰まって疲労の蓄積はあるが、今シリーズも奮闘している。初日9Rは最終1角過ぎ5番手からまくって快勝。本来の主導権を奪うレースではなかったが、まくりに回っても強さを発揮。「まくりは年に何回かですが、それが1月に出ました」と照れ笑いを浮かべていたが、しっかりと結果を出した。

 準決10Rは諸橋愛(新潟)を連れて打鐘から先行。ペース駆けに持ち込んで押し切った。連勝で士気が高まる。「踏み出しでいける感触はあった。余力を残しながら最後も踏み直せた」と笑顔。最近は引退した神山雄一郎氏や郡司浩平(神奈川)、平原康多(埼玉)らのフォームを参考にしてサドルを中心にセッティングを調整。自転車の感触は着実に上向いている。決勝は渡部哲男(愛媛)-黒田淳(岡山)が付いて3車。相手は後藤大輝(福岡)-中川誠一郎(熊本)-瓜生崇智(熊本)-中村圭志(熊本)の九州4車。2分戦になり、九州勢を叩いて激走だ。

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