【競輪】玉野G3は地元の岩津がV

 玉野記念で優勝した岩津裕介(中央)
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 「瀬戸の王子杯争奪戦・G3」(3日、玉野)

 玉野競輪の開設63周年記念「G3・瀬戸の王子杯争奪戦」は3日、11Rで決勝戦が行われ、地元の岩津裕介(32)=岡山・87期・S1=が1着。玉野では3回目、通算4回目の記念優勝を飾った。2、3着には石丸寛之、合志正臣が入り、3連単(1)(9)(7)は2020円(3番人気)と人気サイドで決着した。

 昨年は2次予選で敗退した岩津が、今年は好展開をモノにして優勝を飾った。表彰式から引き揚げる際には、思わずガッツポーズも出た。

 レースは周回中6~9番手だった三ツ石‐石丸‐岩津‐豊田の中四国の地元ラインが打鐘2角で一気に発進。菅原は5番手、根田は8番手に置かれる。三ツ石がややペースダウンした最終2角、石丸が番手まくり敢行。ゴール前で岩津が石丸を差し切った。3着は内を切り込んだ合志。

 見事に優勝を飾った岩津はは「山形君や三ツ石さんが頑張ってくれたおかげ。流れがありましたね」とニンマリ。13年1月20日の静岡記念で落車。顔を地面にたたきつけて頸椎(けいつい)を痛め、昨年は1年間優勝できなかった。「久しぶり(12年10月の川崎F1以来)の優勝でうれしい」。次走はG1・日本選手権(18~23日・名古屋)。「まずはここに照準を絞ります」。勢いづいた岩津は今年、間違いなく飛躍する。

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