【有馬記念馬体診断】シュヴァルグラン
「有馬記念・G1」(23日、中山)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、グランプリに出走を予定する各馬を、従来のA~D評価のほか、今回は特別に最高級の「S(スーパー)」評価も加えました。週末の予想にお役立てください。
【シュヴァルグラン 評価A】
前走時の輝くような毛ヅヤに比べるといくぶんくすんだように見えているが、冬場の時季としては十分に光沢がある。毛色も焦げ茶色に見えており、体調に変わりはなさそう。肩や下腿(かたい)の血管が浮き出ているように、皮膚の薄さも前走同様だ。
速い時計の決着だったジャパンCの反動はなく、顔つきにも強い意志が感じられる。昨年と比べると物足りない成績に感じられるが、年齢的な衰えはなく状態は引き続き良好だ。(馬サブロー栗東・竹原伸介)
〈1週前追い切り診断〉栗東CWで7F96秒5-80秒7-37秒4-12秒1(一杯)。2頭を大きく追走する形から、追い比べで最先着を果たした。内めを通ったにしても、この時計は立派。秋3戦目にしてようやく好調時の動きを取り戻しつつある。