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【ボート】お寺育ちはレーサー向き?急転直下でボートレーサーの道を見つけた原田俊法

 「ボートレース記者コラム・仕事 賭け事 独り言」

 こういう話を“御仏のお導き”と言うのだろうか。広島支部から2年ぶりの新人としてデビューする原田俊法(23)=125期=は、実家が広島市にある正楽寺という寺。ボートレーサーになった過程はまさに“災い転じて福”であり、人知を越えた後押しを感じずにはいられない。

 龍谷大でヨット部に在籍して、17年には全日本学生選手権で10位に入るなど活躍。「実業団でヨットを続けるつもりで」就職活動も行い企業から内定を得ていたが、手違いがあって取り消しとなってしまったという。レーサーを意識したのは、その後。「いつも琵琶湖でヨットの練習をしていて、びわこボートが近くにあった」とは言うが、ボートレースそのものを見ていたわけではなかった。内定取り消しをきっかけにレーサーの仕事を調べて「やってみよう」と決意してから、実際のレースを見たという。それが18年の2月。卒業間際である。

 そんなドタバタの状態で、同年5月のボートレーサー養成所の入所試験を受験して、何と一発合格を決めてしまう。ここで、レーサーとして恵まれた資質があることがハッキリしてくる。まず体質。なかなか体重を増やすことができず、広島・崇徳高野球部では「食べても60キロまでいかなかった」という体の小ささが課題となり3年間レギュラーになれなかった。だがボートでは、体の軽さは大きな武器だ。また養成所の規律の多い生活も「厳しかったというより、楽しかった」と笑顔で振り返る。お寺でのつつましい食生活や、規則正しい生活がレーサー向きの資質をはぐくんだと言えるのではないか。

 急転直下でたどり着いた、レーサーという職業。11月6日のデビューを前に「お寺を立て直せるくらい稼ぎたい」と目を輝かせる。あとは結果を出して、本当にレーサーが天職だったことを示すだけだ。(宮島ボート担当・浅野将之)

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