計盛光“伝説のレーサー”レプリカから刺激

 “伝説のレーサー”のレプリカヘルメットを手にする計盛光
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 【第126回】計盛 光(27)=大阪・122期=

 計盛はアーティスティックスイミング日本代表からボートレーサーに転身した。ボートレーサーの使用するヘルメットは3年ごとに更新する。計盛にとって、今年3月がちょうど更新の時期となった。

 “どのようなデザインにしようか”と考えているうちに、昨年5月に結婚した倉田茂将(23)=愛知・122期・B1=の同支部で先輩・岩瀬裕亮(33)=106期・A1=からおそろいのデザインの提案を受けた。

 そのデザインはオートバイロードレーサー・加藤大治郎さんのヘルメットのレプリカ。01年に250ccロードレース世界選手権で年間11勝の記録を打ち立て、03年4月の日本GP(鈴鹿)で事故のため26歳で早世した“伝説のレーサー”だ。「(倉田とは)同期で更新の時期が一緒なので、一緒に変えました。岩瀬さんがバイク好きで、“おそろいにしてくれる”と言ってくれたので。一緒にしようと言ってもらうことなんて、ほとんどないですし、断る理由もなく、喜んで」。岩瀬、倉田とはデザインが一緒だが色が違い、計盛のものはピンクが基調となっている。「完全にお任せで、できたものを見て“すごーい”。うれしい限りです」とお気に入りだ。

 “伝説のレーサー”の魂が入っているデザインのヘルメット。計盛自身も勇気づけられるという。「(ヘルメットを)見たらすごくうれしくなる。頑張ろうと思う」と語る。

 同じ水上での競技とは言え、ボートレースという全く未知の世界への転身。思うような結果を残していないが、「頑張るだけだと思う。落ち込んでいる暇はない。どんどん進んでいくのにどうやってついていけるか。準優に乗ってみたい」と、今は必死に前を向いている。

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