宮路オサムが大村ボートで“同窓会”

大ヒット曲「なみだの操」を熱唱する宮路オサム
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 ボートレース発祥の地・大村ボート(長崎県大村市)で開催中の「G2・モーターボート誕生祭」に8日、元・殿さまキングスのボーカル・宮路オサム(68)が来場。変わらぬ歌唱力と独特の節回し、そして抜群のトーク力で会場を埋め尽くした観客を魅了した。ステージ最前列には女性がズラリ。男性客からも「オサムちゃ~ん」と大歓声が飛び交った。「僕はボートが好きでね、オサムだから絶対サブロク((3)(6))を買うんだけどさ、これがなかなか来ない。今日もサブロク一点勝負だ。オサムちゃんが福の神になる。景気づけに歌うよ」と場内を盛り上げた。

 1曲目は軽快なリズムの「恋は紅いバラ」。ピンクのスーツでマンボを踊った宮路は「宮路オサムがマンボを踊っております。決してリハビリではございません」と歌の合間に笑いをドカン。2曲目はファン待望の大ヒット曲「なみだの操」をしっとりと歌い上げ、ステージと観客が一体となった。「多少年齢の上下はあるけど、会場の皆さんと宮路は同世代。同じ時代をともに生きてきた仲間。だから、今日は同窓会みたいなもんだ。この美しさを保つのは大変なんだよ」と壇上でポーズを取ると拍手が沸き上がった。

 「41年間歌ってきたけど、過去の人にはなりたくない。若いころはすごかったと言われても、それは過去で今の宮路じゃない。今の私を見てほしい」と最後に今年7月に発売された新曲「春よ来い」を披露。自ら作詞作曲を手がけた新曲の冒頭部分を「雨の長崎…」と置き換え、ご当地ファンの心をわしづかみにした。イベント後に行われたCD即売会とサイン会には長蛇の列。男女を問わず根強い人気を誇っていた。

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