【競輪】弥彦G3 末木浩二が直線で伸びて地元で記念初制覇「ちょっと信じられない」と笑顔
「ふるさとカップ・G3」(13日、弥彦)
末木浩二(33)=山梨・109期・S1=が、坂井洋(栃木)マークから直線で鋭く伸びて悲願の記念初優勝を飾った。また、優勝賞金570万円(副賞込み)を手にした。2着は松浦悠士(広島)、3着は脇本雄太(福井)とS班の2人が入った。
末木が悲願の記念初制覇を地元で成し遂げた。決勝は坂井をマークする競走。赤板後は後方になるも坂井が追い上げて打鐘から発進した石原颯(香川)の番手を奪い、最終2角から番手まくり。末木は4角2番手の絶好展開から踏み上げて、猛追するS班の松浦、脇本を振り切りVゴールを駆け抜けた。「ちょっと信じられない。最後はがむしゃらに踏んだ。行かれちゃったかなと思った」と振り返りながら笑みをこぼした。
今シリーズは地元のエース・諸橋愛(新潟)が直前で欠場。大黒柱が欠けている状況だった。「諸橋さんの分までと思っていたし、前検日に地元から誰かしら決勝にと気合を入れていた」と、唯一の決勝進出で大仕事をやり遂げた。
今後については「結果よりも積み重ね。目の前の一戦一戦に集中していきたい」とさらなる飛躍へ意気込んだ。




