【競輪】久留米G3 南修二が差して2回目の記念制覇も猛省「内容のないレース。悔しい」
「中野カップレース・G3」(1日、久留米)
南修二(43)=大阪・88期・S1=が最終3角から内へ切り込み、直線で先行していた太田海也(岡山)を差し切って優勝。2015年8月の富山以来、自身2回目の記念制覇となった。2着は逃げ粘った太田、3着は取鳥雄吾(岡山)が入った。
約10年ぶりの記念優勝を手にしても、南に喜びは少なかった。「内容のないレース。悔しい」と評価は辛口だった。
初日特選と同様に三谷将太(奈良)に任された決勝は「流れに乗りたかったけど、全部立ち遅れ。情けない」と最終2角では8番手。仕掛けた郡司-和田を追って、3角から内に切り込んだ和田真久留(神奈川)に続いた。「外を行けるスピードじゃなかった」と瞬時に反応して、直線では逃げ粘る太田を差し切った。「とにかく力のなさしか感じなかった。トレーニングをして底上げをしたい」と勝った喜びよりも悔しさを強調した。
今回はラインの先頭でも戦ったようにタテ脚も持ちつつ、層の厚い近畿においては欠かせない追い込み選手だ。「練習仲間はいっぱいいるし、とりあえず底上げ。地道にやるしかない」と今年後半戦のビッグレースへ向けて抜かりなく脚力向上を図っていく。





