【競輪】取手G3 先日引退した平原康多氏がトークショー

 トークショーで笑顔を見せる平原康多氏
 トークショーに臨んだ平原康多氏
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 「水戸黄門賞・G3」(1日、取手)

 5月4日に終了したG1・日本選手権(名古屋)を最後に選手生活を終えた平原康多氏(42)=埼玉・87期=が取手競輪へ来場。引退発表後に初のトークショーに臨んだ。

 壇上に上がると大勢のファンから「お疲れ様」と声を掛けられて「若いころから応援ありがとうございました」と頭を下げてお礼を伝えた。

 5月30日に選手登録を消除されてから初のトークショー。引退後、自転車に乗っているのかを聞かれると「一度、街道に自転車を乗りに行きました。競輪のための練習ではなく、リフレッシュのためだったけどすごく楽しかった。自転車は好きなので、体が回復したら時間を作って自転車に乗りたいですね」と話した。

 トークショーの前には控室から生の競輪観戦を楽しんだ。「レースはすごいですね。もうファン目線で見させてもらいました」と迫力あるレース観戦に興奮していた。

 先日のG1・日本選手権を優勝した吉田拓矢の話になると「ヨシタクにはデビューした時から厳しいことも言ってきました。泣かせたことはないかな。泣かされたことはありますけどね」と、昨年に悲願の日本選手権優勝の時に前で頑張ってくれた吉田拓矢とのエピソードを語った。

 これからの関東地区はについては「ヨシタクと真杉(匠)で引っ張っていければ問題ないと思う。2人とはよく連絡を取り合う仲なので、タイミングがあればアドバイスは送りたい」と期待を寄せた。

 父康広(28期)も選手だったこともあり、3代での競輪選手誕生の期待もかかるが「子どもたちは競輪選手への興味が全くない。もしなりたいと言ってきたら一度は反対します。それでもやりたいなら考えます」と3世選手誕生の可能性を匂わせた。

 今後も全国の競輪場などでトークショーの依頼が続々と届いている様子。「いろんなところから声を掛けてもらえてありがたい。全国を回ってファンの方にお礼をしたいですね。ゆっくり家族サービスをしたいですね。」とファンとの交流の機会は増えていきそうだ。

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