【ボート】上條暢嵩が地元住之江周年初制覇 2コース差しで歓喜「感極まって泣いてしまいました」
「太閤賞競走・G1」(17日、住之江)
2号艇の上條暢嵩(31)=大阪・110期・A1=が差しでイン桐生順平(埼玉)を撃破。通算は28回目、地元G1は初の優勝を飾り賞金1200万円を獲得した。2着には桐生、3着には接戦をくぐり抜けた池田浩二(愛知)が続いた。
ナニワの若大将・上條が圧巻の先制攻撃で“大阪春の陣”を制した。イン桐生を相手に「1Mは乗りにくかったけど、伸びとか行き足がすごかった」と勇猛果敢な水上の騎馬隊と化した31号機は2コースから猛烈なプレッシャーを仕掛ける。1Mで桐生のわずかなミスを逃さず、気迫のターンで桐生の牙城を切り崩すと、バックでの競り合いから1周2Mを全速ターンで疾走。後続には全く攻勢の隙すら与えず、ガッツポーズでVゴールを駆け抜けた。
G1は4回目の戴冠だが「住之江の周年を取れたことがめっちゃうれしい。感極まって泣いてしまいました」と待望の地元周年制覇に大喜びだ。
名実ともに、ボート界の勇将としてさらに進化を遂げた地元の雄。G14冠の旗印を堂々と掲げ、ボート界の戦国時代を威風堂々と勝ち進んでいく。
また、今節の総売上額は104億9239万6500円で目標の90億円を大幅に上回った。


