【競輪】S級S班の北井佑季がドーピング違反 24年の表彰選手から除外 現在はあっせん保留中

 競輪を統括するJKAは20日、KEIRINグランプリ2024(静岡)に出走した北井佑季(35)=神奈川・119期・SS=がドーピング検査で禁止物質が検出されたことを発表した。

 北井はグランプリ前日の2024年12月29日にドーピング検査対象選手に選定され、検査を受けたところ、禁止物質である蛋白同化男性化ステロイド薬「メタンジエノン」の代謝物が検出。そのためドーピング違反と認定された。

 現在はあっせん保留中で、1月16~19日の大宮記念以降、レースに出走していない。JKAは「本件に関する決定事項につきましては追ってお知らせいたします」としている。

 また、1月22日に発表された「2024年競輪表彰選手」で特別敢闘選手として表彰される予定だったが、この件により除外されることが決まった。

 JKAの木戸寛会長は「今回、トップ選手からドーピング禁止物質が検出されましたのは誠に遺憾であり、お客さま、競輪関係者の皆さまにご迷惑とご心配をおかけする事態になりましたことをおわび申し上げます。今後とも皆さまのご信頼に応えるべく、選手への啓発を行い、再発防止に向け業界をあげてアンチ・ドーピングに取り組んで参ります」と話した。

 日本競輪選手会の安田光義理事長は「この度、本会会員がドーピング検査において禁止物質が検出されましたことを重く受け止めております。このような事態が生じたことは大変遺憾であり、お客様をはじめ、関係者の皆さまには多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くおわび申し上げます。本会としてはドーピングの撲滅に向け取り組んでおりますが、今後、このようなことがないよう会員に対し指導を徹底し、さらなる再発防止に努めてまいります」とコメントした。

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