【競輪】松井優佳 悲願初優勝狙う「勝ち方は何でもいい」 124期の卒業記念クイーン
「ガールズフレッシュクイーン」(16日、高知)
124期の卒業記念クイーンに輝いた松井優佳(24)=大阪・124期・L1=がガールズフレッシュクイーンで悲願の初優勝を目指す。注目の新人として昨年4月にデビューしたが、プロの壁にぶち当たった一年だった。
デビュー戦の宇都宮ルーキーシリーズはいきなり11着の勝ち上がり。完全Vで初優勝を決めるかと思われたが、決勝はまくり不発の3着。本格デビューとなった7月の向日町も11着で勝ち上がったが、新人らしく先行勝負に打って出た決勝は坂口楓華にまくられて4着に終わった。以降もコンスタントに決勝に進んでいるが美酒は味わっていない。
「優勝したいですね。もちろんしっかり自力を出して優勝することが理想。でも今は優勝できるなら勝ち方は何でもいい」と勝利を欲する気持ちは増している。今回のフレッシュクイーンはデビューから2年以内の選手同士の対戦だけにチャンスは十分あるメンバー構成だ。2月の京王閣から新車を投入して気配は上向いている。何でもできるレースセンスを生かした走りを武器に一発勝負のフレッシュクイーンで勝利を狙う。
◆松井優佳(まつい・ゆうか)1999年4月27日生まれ、24歳。大阪府吹田市出身。同大卒。164センチ。2022年5月に124期として日本競輪選手養成所に入所。23年4月宇都宮でデビュー。通算成績は67走14勝。(28日現在)