【競輪】松浦悠士がサマーナイトF3連覇 初の脇本雄太マークから鮮やか差し切り

 サマーナイトフェスティバル3連覇に笑顔の松浦悠士
 サマーナイトフェスティバルを制し賞金ボード手に笑顔のガールズの久米詩(左)と松浦悠士(撮影・三好信也)
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 「サマーナイトフェスティバル・G2」(17日、函館)

 松浦悠士(32)=広島・98期・SS=が果敢に駆けた脇本雄太(福井)の番手から抜け出して1着。サマーナイトフェスティバル3連覇を達成して賞金1460万円(副賞込み)を手にした。脇本が2着、松井宏佑(神奈川)が3着に入った。

 悩み抜いた末に出した結論が最高の結果へ導いた。決勝の松浦は中国勢1人だったが、後ろは準決同様に九州の山田英明(佐賀)が回ることに。そして、脇本の番手を主張した。「緊張半分、楽しみ半分。一番強い選手に付いていくだけ」と開き直った松浦が果敢に駆けた脇本を抜き去り、Vゴールを駆け抜けて力強くガッツポーズ。前人未到のサマーナイトフェスティバル3連覇を決めた。

 「脇本さんの掛かりがすごかった」と振り返る。打鐘前2角から踏み上げた脇本は正攻法から突っ張った佐々木を最終ホーム過ぎでとらえて先頭へ。ペースを緩めず突っ走って、単騎トリオの仕掛けを許さない。「番手の仕事をするつもりだった」と言うが、松浦は後方をチラッと確認しただけで、直線に入ってからは真っすぐ踏むだけだった。

 「3連覇はうれしいです」と笑顔。賞金も上積みして5年連続のKEIRINグランプリ出場をグッと近づけた。2日目終了時には「思っていた以上に自転車が進む」と状態も最高潮。このまま年末まで突っ走る。

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