【フィリーズR】ブトンドール 逆襲態勢で臨む一戦 鮫島駿「状態自体はすごくフレッシュ」

 「フィリーズレビュー・G2」(12日、阪神)

 ブトンドールが適距離に戻って2つめのタイトルを狙う。前走の阪神JFでは、後方から脚をためて勝機をうかがったが、伸び切れず10着。池添師は「外枠でしたし、前残りの展開も向かなかった」と敗因を分析する。前走後は放牧を挟んで充電し、ここを目標にじっくりと調整を重ねてきた。

 1日の1週前追い切りでは、栗東CWで鮫島駿がまたがり状態をチェック。6F83秒8-38秒9-13秒1とラスト1Fは伸びを欠いたかにも思えたが、「やれば時計が出過ぎるタイプですからね。最後は意図的に抑えました」と鞍上は涼しい顔。「状態自体はすごくフレッシュです」と状態の良さを強調する。

 新馬戦-函館2歳Sと、千二の距離で2連勝。1F延長して臨んだファンタジーSでも2着と結果を出した。「デビューから距離を持たせるようなレースをしてきてました。すごく切れる脚がありますからね。巻き返せると思う」と主戦は雪辱を期している。

 真価の問われる一戦になる。「今回のレース内容で次が桜花賞になるか決まると思っています。今後はスプリント路線も視野に入れている」と指揮官。結果はいかに。

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