【シルクロードS】テイエムスパーダいい動き 五十嵐師「パワフルで男馬みたい」
「シルクロードS・G3」(29日、中京)
“最強寒波”の影響で予定を1日延ばしたテイエムスパーダだったが、26日の最終リハの動きは実にスムーズ。栗東坂路を単走で追われ、馬場の外めを軽快に駆け上がった。
水分を含んだチップを苦にすることなく、4F52秒4-37秒6-12秒2を記録。五十嵐師は「(4F)52秒前後でと指示。予定通り」と笑みを浮かべる。1週前には栗東CWで6F78秒0-38秒8-13秒4の猛時計をはじき出しており、直前は息を整える程度。「いい動き。パワフルで、男馬みたいだった」と満足げにうなずいた。
左回りは昨年の葵S11着以来。ハンデ55キロもやや見込まれた印象を受けるが、指揮官は「僕自身は気にしていない」とさらり。むしろ課題はゲート。「練習では何もしないんだ。一完歩目が遅いので、内で包まれたくない。できれば偶数が欲しい。何なら一番外でもいいよ」と外めの偶数枠を願う。
今週から中京芝はA→Bコース(Aコースから3メートル外に内柵を設置)を使用。全てがかみ合えば、昨夏のCBC賞で見せた衝撃Vの再現も夢ではない。