【東海S】クリノドラゴン 派手さはなしも好調アピール 好相性の武豊で重賞連取だ

 「東海S・G2」(22日、中京)

 重賞連取を狙うクリノドラゴンが18日、栗東CWで意欲的な併せ馬を消化。動き自体に派手さはないものの、週末に向けて万全の態勢が整った様子だ。武豊の手綱繰りでタイトル奪取といきたい。

 意欲的に攻めた。浦和記念に続く重賞連勝を狙うクリノドラゴンは栗東CWで併せ馬。スズカワールド(4歳1勝クラス)を3馬身追い掛ける形から直線で内へ。6F82秒0-38秒4-12秒5とまずまずのタイムで併入に持ち込んだ。

 大橋師は「ケイコではそれほど動く馬じゃないからね。先週も結構、追ってあるし、状態面は変わりなく来ているよ。いい意味で可もなく不可もなく」と泰然自若。目立つほどの動きではないが、指揮官は目下の状態の良さをアピールする。

 コンスタントに使われ、これまで28戦という豊富なキャリア。前所属の湯窪厩舎では成長が追いつかずに勝ち切れなかったが、定年解散によって大橋厩舎に転厩後は地道に力をつけ、前走の浦和記念で重賞初Vを果たした。「脚質的に小回りコースはどうかと思ったけど、早めに動けたからね。本来は広いコースがいいし、ジョッキーとの相性がいいから」と師は期待を寄せる。

 主戦は全5勝を挙げる武豊。JRA通算4400勝にあと2勝に迫るレジェンドは「だんだん力をつけてくれた印象があるし、同時に前向きさも出てきた」と充実ぶりを口にした。本格化した相棒とのコンビで狙うG2。「左回りはいいと思うし、中京も悪くない。楽しみだね」。ここで最上の結果を手にすれば、G1の勲章がはっきりと見えてくる。

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