【POG】3歳戦独断評価(14、15日) マスクトディーヴァが鮮やかな末脚で快勝
14、15日の中山、中京、小倉を舞台に3歳新馬戦が計7レース行われた。日曜の中京6Rではマスクトディーヴァが馬場の外めを軽やかなフットワークで伸びて快勝。祖母はスワンSなど重賞3勝を挙げた追い込み馬のビハインドザマスク。一族の持ち味でもある上質な決め手を発揮した。
先週の新馬勝ち馬評価一覧マスクトディーヴァ(牝、父ルーラーシップ、栗東・辻野)
日曜中京6R・芝2000m、吉田隼「ピリピリした雰囲気でゲートも座り込むようなところがあったんですが、走ったら能力を感じさせる走りでした。最後もいい脚を使ってくれましたね。これからいい方向に成長していってくれたら」(レース評価A、将来性★★★★)
ポルカリズム(牝、父ロードカナロア、栗東・中内田)
土曜中山5R・芝1600m、津村「返し馬からいいフットワーク。スタートもちゃんと出て、中団から折り合って運べました。思ったより手応えがありました。追いだしてから遊んで頭を上げていたので、そこだけ改善されれば」(B、★★★★)
ボールドゾーン(牡、メンデルスゾーン、美浦・木村)
日曜中山6R・ダート1800m、木村師「若さはありますが、乗り込み量でカバーできました。まだギアの上げ方を分かっていない感じですし、今後学んでいければいいですね」(C、★★★★)
キスオンザチーク(牝、父カーリン、栗東・松永幹)
日曜中京3R・ダート1800m、横山典「攻め馬通りの上手な競馬をしてくれた。少し硬いところがあるので、脚元が何ともなければこれからも楽しみですね」(C、★★★)
テーオーヴァイナー(牡、父ビッグアーサー、栗東・藤岡)
日曜小倉5R・芝1200m、藤岡康「スタートは上手に出てくれましたが、物見をしてちゅうちょして走っていました。途中で前に1頭行ってくれて、それを見ながらいい形で運べました。直線で抜けてから物見をしてブレーキをかけていたし、これから良くなってくると思います」(C、★★★)
エントラップメント(牝、父マジェスティックウォリアー、栗東・清水久)
土曜中山4R・ダート1800m、津村「返し馬では左に張る面がありましたが、1角で内に入れられて、外に壁をつくって走れました。砂をかぶっても問題ありませんでしたが、手応えの割に甘くなったので距離はギリギリかもしれません。芝でもやれそうですよ」(C、★★)
ディクレアブルーム(牝、父デクラレーションオブウォー、栗東・辻野)
土中京4R・ダート1400m、岩田望「2列目になったんですが、砂をかぶっても問題なくうまくレースを進めてくれた。4角を回って手応えも良かったので、早めに踏んで行きました。こういう馬場も合っていたかもしれません。最後までしっかりいい伸びを見せてくれました。まだ緩いですが、今後の成長に期待したいです」(C、★★)
(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)