【AJCC】エピファニー 破竹の5連勝だ 宮田師も期待「もう一段上に行ける」

 「AJCC・G2」(22日、中山)

 22年は国内外で34勝を挙げ、開業3年目で一気のジャンプアップを果たした宮田厩舎。ダート路線はダンシングプリンスの活躍が目立ったが、芝路線でも楽しみな逸材がそろっている。明け4歳馬のエピファニーもその一頭だ。

 22年春の未勝利戦Vから破竹の4連勝。脚元が弱くて慎重に使わざるを得ない馬だったが、一度も足踏みせずにオープン入りを決めたのだから末恐ろしい。宮田師も「年明けまで未勝利だったのに昨年は4戦4勝。もう一段上に行ける馬です」と手応えをにじませる。

 前走のノベンバーSは2番手でピタリと折り合い、直線で逃げた1番人気馬を競り落とす完勝劇。主戦の戸崎圭は「未勝利戦を勝った頃は抜け出しても気持ち良さそうに走っていなかった。今では気持ち良く走れるようになっている」と精神面の成長を口にした。

 中間は放牧を挟んで22年末に帰厩。指揮官は「毛ヅヤに波があるタイプだけど、今は体調が良さそう。懸念材料だった折り合い面もマイルドになり、問題なく進められます」と順調な調整過程を伝える。キャリア初の2200メートル参戦も「持久力やスタミナがあり、距離が持つ資質はある。結果を出して、さらに上の舞台を目指したい」ときっぱり。新進気鋭のトレーナーが送り込む好素材が、一気のV5で古馬G1戦線に新星誕生を告げる。

 〈1週前診断〉美浦Wで5F67秒6-12秒3(強め)。年末、年始はコース追いを取り入れて攻めを強化。コーナーのさばきにぎこちなさはあったが、直線は力感あふれるフォームで伸び切った。心身ともにかみ合って充実著しい。

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