【チャンピオンズC】テーオーケインズ 盤石仕上げ いざ史上2頭目の連覇へ

連覇へ向けて好仕上がりをアピールしたテーオーケインズ(撮影・石井剣太郎)
テーオーケインズがトランセンド以来となる連覇を狙う
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 「チャンピオンズC・G1」(12月4日、中京)

 連覇を目指すテーオーケインズが30日、栗東坂路での最終リハで順調な仕上がりをアピール。圧倒的な人気を背負うことは確実で、絶対に負けられない戦いとなるが万全の状態で臨む。3歳馬クラウンプライドも同坂路での併せ馬で入念な調整。逆転へ向けて、きっちりと対策を立てている。また、みやこSで鮮やかに復活Vを決めたサンライズホープも力強い動き。一発を狙って後方待機策で直線勝負に出る。なお、枠順は12月1日に発表される。

 テーオーケインズは栗東坂路で単走。中3週のローテとあって、ハードな追い切りは必要ない。馬なりで馬場の真ん中をゆったりと駆け上がり、4F54秒3-39秒2-12秒3をマーク。それでも時計以上に軽快なフットワークが目を引いた。

 高柳大師は「状態面のケアと折り合い面を確認しましたが、いつものケイコですね。いい状態です。昨年もすごく仕上がりは良かったですけど、今回も同じぐらいで出走させることができます」と納得の表情。「状態が悪かった」という6月の帝王賞で、まさかの4着敗戦。前走のJBCクラシックでは、きっちり立て直しに成功して快勝した。

 しかし、そこからの上積みを見込んでいたが、1週前追い切りに騎乗した松山が「JBCの後、思った以上に疲れていて、状態を戻すのに時間がかかった」と語ったように物足りなさが残る内容。そこから日曜に坂路で4F57秒2-12秒8をマークし、最終追い切りを重ねて戦える態勢を整えてきた。

 状態面での不安が解消すれば、6馬身差の圧勝でJRA・G1初制覇を決めた昨年の再現を期待できる。「1年前があのパフォーマンスでしたからね。あの時と同じ状態で出せれば、ハイパフォーマンスを見せてくれる馬です」とトレーナーは断言。10、11年のトランセンド以来、史上2頭目への連覇へ。「強い馬です。しっかりと結果を残したい」と松山は強い決意を示す。力さえ出せれば乗り越えられる。松山とテーオーケインズが、強い気持ちでダート王の座を揺るぎないものにする。

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