２歳新馬戦が１２日（土）、１３日（日）の東京、阪神、福島競馬で計８鞍が争われた。日曜東京５Ｒではヴァンドギャルドの半弟ソールオリエンス（牡、美浦・手塚）が登場。残り４００ｍ過ぎから２着馬と馬体を合わせて伸び、最後は首差制してデビュー戦を飾った。

先週の新馬勝ち馬評価一覧

ソールオリエンス（牡、父キタサンブラック、美浦・手塚）

　日曜東京５Ｒ・芝１８００ｍ、戸崎圭「調教は追い切り後の角馬場しか乗ってなかったけど、フットワークが良くて能力を感じました。レースも上手に走ってくれました。兄のヴァンドギャルドはテンションが高いタイプなので、そこがどうかと思ったけど今日は大丈夫でした。素質はあると思います」（レース評価Ａ、将来性★★★★）

ライトクオンタム（牝、父ディープインパクト、栗東・武幸）

　土曜東京５Ｒ・芝１６００ｍ、ルメール「マイペースで運んで、どんどんペースアップしていきました。乗りやすい馬で能力はあります。体はパワーアップが必要だけど、走り方は良かったです。さすがディープの子どもです」（Ｂ、★★★★）

トラマンダーレ（牡、父ドゥラメンテ、美浦・鹿戸）

　日曜東京６Ｒ・芝１６００ｍ、マーカンド「スタートは出てくれないかと思ったが、意外と出てくれましたね。抑えて競馬を教えてくれとのオーダーだったが、他に行く馬もいなくて自分から行く形に。あのペースでも最後は伸びているし、いい馬です。レース前に気持ちが盛り上がるところがあるので、そこをコントロールできるようになればいいですね」（Ｂ、★★★）

サンライズピース（牡、父ブラックタイド、栗東・河内）

　日曜阪神５Ｒ・芝１８００ｍ、吉田隼「神経質なところがあって、メンコを外すとピリピリしていました。跳びの大きい馬で一歩目は我慢させて慌てさせないで。パワーがあるのでこの天気は良かったですね。最後は目標めがけてよくとらえてくれました。いい内容で勝ってくれましたね。落ち着いてくればもっと良くなってくると思います」（Ｂ、★★★）

エンファサイズ（牡、父リアルスティール、栗東・四位）

　土曜阪神５Ｒ・芝１６００ｍ、藤岡康「まだ精神的に幼いところがあってスタートは速くなかったですし、じっくりバランスを整えながら走らせました。終始手応えが良かったですし、反応も良かったです。ただ、追ってフラフラしたりと子どもっぽいところがあったので、そこが改善されればもっと良くなると思います」（Ｂ、★★★）

サンデーファンデー（牡、父スズカコーズウェイ、栗東・音無）

　土曜阪神４Ｒ・ダート１８００ｍ、武豊「まだケイコでは動けていなかったが、実戦に行って走りが良かった。これからもっともっと良くなってきそうだね」（Ｃ、★★★）

ボーンイングランデ（牡、父サトノクラウン、栗東・吉田）

　土曜福島５Ｒ・芝２０００ｍ、斎藤「ペースがすごく遅かったので前半は馬の後ろで競馬をしていましたが、これ以上は…と思ったので先頭の経験もさせたいということもあって早めに仕掛けました。それに応えてくれましたし、これからもっと良くなると思います」（Ｃ、★★★）

トニトゥルス（牡、父マジェスティックウォリアー、美浦・新開）

　土曜東京４Ｒ・ダート１６００ｍ、Ｍ・デムーロ「すごく良かったです。外枠は厳しかったけど、馬が強かった。性格も真面目だし、今後が楽しみ」（Ｃ、★★）

（レース評価は馬サブロースタッフによるＳ、Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの５段階。将来性評価は★５が最高）