【競輪】元選手の岩原紗也香さんが小松島で実況デビュー「めっちゃ緊張しました」
「netkeirin杯・F2」(9日、小松島)
ガールズケイリン元選手の岩原紗也香さん(30)が、9日開幕の小松島競輪で実況アナウンサーとしてデビューした。
岩原さんは118期生で2020年5月の広島でデビュー。昨年12月15日の高知でラストラン。通算124走で1着はなく、今年1月13日付で引退した。引退してすぐ、小松島競輪で実況を務める茂村華奈さんからスカウトされ、9カ月間ほど実況アナとして猛練習したとのこと。選手時代に師事した山本宏明(徳島)が参加するシリーズで、1~5Rのチャレンジステージで実況デビューした。
「めっちゃ緊張しました」と初めての実況を振り返る岩原さん。「カミカミでした」と言うものの、ネットでの反応は「初めてでも上手」「違和感がなかった」など上々だった。
競輪選手から実況アナウンサーに転身は異例。今シリーズは「お試しみたいで、次は未定なんです」と明かすが、小松島競輪のネット放送に出演したり、先日の防府記念では記者として選手取材を敢行するなど、マルチに活動するようだ。
実況アナウンサーとしての目標を尋ねると「師匠の茂村さんみたいにパワフルな実況をしたいです。そして、自分の色も出せたらいいと思いますね。今後は小松島でガールズケイリンが実施されるそうなので、そこでも実況がしたいです」と語る。続けて「児島ボートで実況をされている椛島健一さんが好きなんです。強弱がすごいじゃないですか。一度お会いしたいです」と競技が違うが、ボート界の名物アナウンサーをリスペクトしていた。