【POG】異父姉はテルツェット 高額馬ショウナンハクウンは10・15東京で初陣(美浦発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 先週に引き続いて台風の影響が出そうな競馬開催だが、週中の予報からすると若干影響は少なくなりそう。開催がなくなると多方面に大きな影響を及ぼすだけに、何とか無事に競馬が行われることを願っています。

 さて先日の3日間開催は新馬勝ち馬が多く出ましたね。

 まずは17日の中山で芝1800mを勝ったティファニードンナ(牝、木村)。2着馬に抵抗されましたが、きっちり差し切っての勝利。加速ラップを差し切っているのは価値が高いですし、3着以下は大きく離していましたからね。2着のスノードーム(牝、和田勇)もかなりいい走りをしていたので、こちらも次走要注目です。ティファニードンナは木村師の評価も非常に高かった一頭。今後の成長が楽しみですね。次走は未定です。

 同じ木村厩舎からは19日の中山芝1600mに出走したヒップホップソウル(牝)も新馬勝ち。後方から早めに先団に取りつくと、そのまま抜け出しての勝利で、こちらも加速ラップと底を感じさせない内容でしたね。強かったです。次走は未定ですが、木村厩舎の2歳牝馬は可能性を感じさせる馬ばかりですね。今後のローテは悩ましいでしょうが、クラシックに何頭乗ってくるか楽しみです。

 次のレースの芝2000mを勝ったのはネビュルーズ(牡、鹿戸)。鹿戸厩舎も2歳戦が好調ですね。これで6頭目の勝ち上がりとなりました。次走は葉牡丹賞(12月3日・中山、芝2000m)を目標とのこと。

 18日の芝1200mを勝ったのはスピードオブライフ(牝、相沢)。名前の通り、いいスピードを見せたいいレースでした。次走は様子を見ながらファンタジーS(11月5日・阪神、芝1400m)や、京王杯2歳S(11月5日・東京、芝1400m)あたりを視野に入れて進められる。

 ゲート試験合格から順調に乗り込みが進んでいるサトノトルネード(牡、国枝、父ハーツクライ、母タイタンクイーン)は東京開催の1週目。10月9日・東京、芝2000mの新馬戦に出走する予定。鞍上はルメール。

 21年のセレクトセールで1億7600万円(税込み)という高値で取引されたショウナンハクウン(牡、加藤士、父ダイワメジャー、母ラッドルチェンド)はテルツェットの異父弟。こちらは10月15日の東京、芝2000mの新馬戦に横山武でデビュー予定。(馬三郎美浦支局・木村)

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