【競輪】名古屋ティアラカップは奥井迪が優勝 ガールズ特別レース初Vに満面の笑み

 ティアラカップを制した奥井迪
 ティアラカップを制した奥井迪
 ティアラカップを制した奥井迪
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 「ティアラカップ」(19日、名古屋)

 ガールズケイリン10周年記念の企画レースが共同通信社杯最終日11Rで行われ、奥井迪(40)=東京・106期・L1=が正攻法から先行して1着。ガールズケイリンの特別レースで初優勝を飾り、賞金210万円(副賞込み)を獲得した。周回中から奥井を追走した中村由香里(東京)が2着、最終3角7番手から内を突いた荒牧聖未(栃木)が3着。人気を背負った児玉碧衣(福岡)は4番手からのまくり不発で5着だった。

 ブレスコントロールを終えた奥井は、報道陣や関係者から拍手。涙を浮かべながら「みなさんがあたたか過ぎます」と深々とお辞儀。1着インタビューでは「必死にゴールを駆け抜けました」とファンに語った。

 「こういうレースで勝ててうれしいです」。ガールズケイリン10周年の単発企画レースで、過去のグランプリ覇者をそろえたが、高木真備が引退して小林優香(福岡)が欠場。覇者ではなかった奥井は追加で参戦し、ティアラを勝ち取った。

 今回は直前に打倒児玉のための練習を入念に行った。「風が強かったので、前を取って自分のレース(先行)と考えていました。その通りになりましたね。(先行して)後ろを見る余裕はなかったんですが、どこから(児玉)碧衣ちゃんがまくってくるかを想定しながら踏みました」と満面の笑みで振り返った。

 この優勝で今年の獲得賞金ランキングは1位に浮上。ガールズグランプリ(12月29日・平塚)の出場は有力になった。「今後も自分の競走をやるだけです」。先行力に磨きをかけて、次はグランプリ奪取をもくろむ。

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