【競輪】激戦を制して地元・吉沢純平が2回目の取手記念V
「水戸黄門賞・G3」(7日、取手)
吉沢純平(37)=茨城・101期・S1=が、6番手まくりの吉田拓矢マークから直線外を伸びて、2017年以来2回目の地元記念優勝を飾った。G3優勝は通算4回目。2着に松浦悠士(広島)、3着に三谷竜生(奈良)が入った。なお、9RレインボーカップA級ファイナルは北野良栄(38)=愛知・95期・A1=が優勝。2着は台和紀(埼玉)、3着は八谷誠賢(福岡)が入り、上位3人がS級へ特別昇級する。
吉沢は1着が確定すると、正面スタンドにヘルメットを投げ入れて喜びを表現。地元記念を5年ぶりに制した。「決勝もそうですが、今開催は先輩、後輩と連係したラインのおかげです」と結束力を勝因に挙げた。
レースは打鐘で動いた元砂勇雪(奈良)-三谷-南修二(大阪)を石原颯(香川)-松浦が叩いて主導権。番手まくりの松浦に迫った吉田拓矢(茨城)に勢いをもらい、吉沢は直線外を一気に伸びた。「2センターくらいで吉田君が止まってる感じがしたので、内、外を見て外を踏みました。ゴールでは内が見えなかった。勝ったのが分かったのは確定してからです」と激戦を振り返った。
次走にはG1・高松宮記念杯(16~19日・岸和田)が待っている。「G1を勝つために練習してきた」と、このG3優勝で弾みをつけ戴冠を狙う。




