父ハーツクライの最注目ダノンザタイガー 国枝師「距離の融通利きそう」
2歳馬情報『厩舎編』がスタート。東西の注目厩舎の素質馬たちを全12回で紹介します。23年のクラシックホースがいるかも!?
◇国枝厩舎
牡馬で最注目はダノンザタイガー(父ハーツクライ)だ。既にゲート試験に合格しており、6月デビューを目指す。国枝師は「いい馬。距離の融通は利きそうだし、気持ちもある」と期待する。同じ父を持つタイタンクイーン20も「柔らかくていい馬。二千~二四くらいが良さそう」と好感触だ。
スティルディマーレ(父ロードカナロア)はゲート試験を合格済み。「ボリュームのある馬体で、先々まで楽しみです」とうなずく。近親にラヴズオンリーユーなどがいるカデナダムール20(父エピファネイア)は「バランスが取れていて、格好のいい馬ですね」と評価した。
牝馬ではスカイラー(父サクソンウォリアー)。「馬はしっかりしている。楽しみ」と期待の弁。シャインジュエリー(父ドレフォン)は「姉ベロアより体はしっかり。夏にはいけそう」と見通しを語った。オールザタイム(父ハーツクライ)には「走りに伸びがあり、大物感がある」とコメント。こちらは長距離路線で活躍しそうだ。
母シーザリオのテンペスト(父ロードカナロア)は血統的に人気が集まりそうだが、「馬はいい。ただ、少し時間がかかりそう」と現状を伝えた。