【ボート】宮島G1 船岡洋一郎がG1で地元初優勝
「宮島チャンピオンカップ・G1」(9日、宮島)
3号艇の船岡洋一郎(35)=広島・98期・A1=が3コースからまくり差して快勝。26回目のチャレンジで悲願の地元初Vを、G1初制覇とともにやってのけた。2着は山口剛で地元ワンツー。1号艇の馬場貴也は3着だった。
船岡にとって、宮島での優出は今回が26回目。一般戦でもできなかった地元Vを、G1でやってのけた。「G1初優勝の方がうれしい」と笑いつつ、初めて手にする大しゃもじとともに喜んだ。
3コースから、コンマ12のトップSを決め鋭伸。イン馬場をまくれないとみるや、冷静にまくり差しに転換。1Mで突き抜け「僕が1等だと思った」と完勝のレースを振り返った。
後輩の大上や村松に特別競走制覇を先に達成されて火が付いた。「後輩を見て、もう少し頑張ろうと思った」。地元周年制覇は先に果たし、先輩の意地をアピール。この優勝でSGへの道もまた開けた。初出場のクラシック(大村)ではF。「また出場できるチャンスをもらったので、やり直したい」と、悲願達成とともに決意を新たにしていた。