【桜花賞】高倉 久々のG1舞台 3枠5番ピンハイで田中克厩舎に恩返しを
「桜花賞・G1」(10日、阪神)
久々の大舞台に腕をぶす。桜花賞でピンハイに騎乗する高倉稜騎手(30)=栗東・フリー=は、20年12月チャンピオンズC(メイショウワザシ=15着)以来となるG1だ。15度目の挑戦で悲願のビッグタイトル制覇を狙っている。
ここまでわずかキャリア2戦。新馬戦V後に休養を挟んで挑んだ前走のチューリップ賞で2着に食い込み、自らの手で桜切符をつかみ取った。この中間もほぼ付きっきりでまたがり、「力を残して競馬に向かえる。あとは五分にゲートを出てくれれば」と万全の状態をアピールしている。
21年3月の開業以来、田中克厩舎には騎手別最多の21鞍に騎乗。ピンハイ以外にも普段の調教にまたがるなど、ともに汗を流してきた。「以前から攻め馬を手伝ってほしいと依頼されていて、その縁です。先生のジョッキー時代ともかぶっていますしね。声を掛けてもらって、こうやってG1に出られるのはうれしい。何とか厩舎にタイトルを、と思います」。満開の桜の下、恩返しを果たしてみせる。(デイリースポーツ・山本裕貴)





