定年でラストデーの藤沢和雄師がV 「最後までドキドキ」
「3歳未勝利」(27日、中山)
今月末で定年を迎える藤沢和雄調教師(70)=美浦=が送り出したビートエモーション(牡3歳)が、中山4Rで圧倒的な1番人気の支持に応えた。道中は好位追走から直線で抜け出すと、内から2着馬の激しい抵抗にあったが、鼻差で接戦をモノにした。
現役最終日にJRA通算1569勝目を挙げた藤沢和師は、グランプリロードの観客に向けて一礼。ファンから拍手で祝福された。「最後までドキドキしたけど、良かった」と指揮官は満面の笑みを浮かべていた。手綱を取った川田も「藤沢先生の最終日に勝ってくれたのが何より。いい仕事をしてくれました」とパートナーをねぎらった。
ラストデーの藤沢和厩舎は、中山で5頭を出走させる。この後は7Rのレッドモンレーヴ、11R・中山記念のレッドサイオン、ゴーフォザサミット、コントラチェックが出走を控えている。


