【POG】栗東CWで好時計連発!ストロングウィルは初陣Vを意識(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 21日の赤松賞を制したナミュール(牝、高野)は、かなりのスケールを感じさせる強い勝ちっぷりだった。阪神JF(12月12日・阪神、芝1600m)に出走してきてもチャンスのある一頭だと考えていたが、レース後に放牧に出されたもよう。まだゲートに課題を残している現状で、その点について師は「駐立の練習をしっかりやって、次走に臨みたいと思います」と話した。今後も注目していきたい。

 20日の東京新馬戦を勝ったシークルーズ(牝、杉山晴)は阪神JFの2週前登録をする予定。山本助手は「オーナーの意向もあり登録はします。レース間隔が詰まっていますので、最終的な出否に関しては馬の状態を見極めてから調教師が判断すると思います」と話した。

 函館2歳Sの覇者ナムラリコリス(牝、大橋)は10日に栗東へ帰厩。阪神JFへ向けて、ケイコを進めている。圓田助手は「賞金はあるし、前走後は放牧に出してじっくりと成長を促した。帰厩後も順調で、24日の追い切りもいい感じだった」と状態の良さを示唆。初のマイル戦になる点には「引っ掛かって行く馬ではないので、距離はこなせると思う」と前を向いた。

 次週の注目新馬は2頭。

 シルバーステート産駒のストロングウィル(牡、橋口、母カワイコチャン)は、厩舎期待の一頭。ルメールJで12月4日の阪神新馬戦(芝1800m)を予定している。「栗東CWで好時計を連発。24日の1週前追い切りでは格上のセイウンハーデス(2歳1勝クラス)などを相手に互角以上の動きで、またがった鞍上もいい感触をつかんでくれました。フットワークがきれいで、折り合いも問題はない。いかにも芝の中距離が合いそうで、初戦から楽しみです」と師も初陣Vを意識していた。

 ダノンプレミアムの全弟ダノンジャッカル(牡、中内田、父ディープインパクト、母インディアナギャル)も、川田Jで同じレースを予定。福永助手は「まだケイコで動き切れていない面はありますが、能力は高そう。これからどんどん良くなってきそうです」とコメントした。

 エアアルマス、エアファンディタの半弟、エアサージュの全弟のエアアネモイ(牡、池添学、父ポイントオブエントリー、母ノカゼ)は福永Jで12月19日の阪神新馬戦(芝2000m)でのデビューを予定している。 (馬三郎栗東支局・塩手)

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