【エリザベス女王杯】馬場状態から浮上するのはこの馬だ

 「エリザベス女王杯・G1」(14日、阪神)

 阪神競馬場のある兵庫県南部の14日の天気予報は晴れ。良馬場でのレースが見込めそうだ。内回りの芝2000メートルで行われた、土曜9R岸和田S(3勝クラス)のタイムは2分1秒1(良)。前半5F61秒8のスローペースだったにもかかわらず、レースの上がり3Fは36秒0だった。かなりタフな馬場状態で、昨年のような高速決着は望めそうにない。V時計は平均ペースでも2分12秒台、スローペースなら2分13~14秒台とみる。

 注目はウインキートスだ。馬場を問わず末脚は確実。父ゴールドシップ譲りのパワフルな走りで、今の阪神の馬場傾向にマッチするタイプだ。2500メートル戦で2勝、2600メートル戦で1勝しているように、スタミナも豊富。外めの枠に入ったが、取りたい位置が取りやすく、自分の動きたいタイミングで仕掛けられると考えれば、決して悪くない。早めのスパートから、持ち味でもある持久戦の形に持ち込めれば、勝機は十分だろう。

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