【POG】ヨカヨカの半妹コウエイヨカオゴは芝の実戦向き(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)、木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。  

 次週から夏の小倉開催がスタート。開催初日の7月3日は小倉名物にもなっている九州産馬限定の新馬戦(芝1200m)が行われる。

 ここでは注目馬2頭の1週前の様子をお伝えしたい。

 デビュー3連勝を飾り、その後も重賞戦線で活躍しているヨカヨカの半妹コウエイヨカオゴ(牝、新谷、父カンパニー、母ハニーダンサー)。1週前の24日は松山を背に栗東CWで3頭併せ。6F85秒8-40秒2-12秒9をマークした。「ケイコはそれほど目立つ動きではないが、またがった松山Jは『乗りやすくていい馬ですね』と褒めてくれた。徐々に体質もしっかりしてきた」と師の感触は徐々に上がっている様子。「ケイコよりも(実戦の)芝で良さが出てくれると思う」と手応えを口にした。

 九州の方言で「格好いい」を意味するカッコヨカ(牡、笹田、父パドトロワ、母チャップアップ)は岩田望で予定。1週前の23日は栗東坂路で4F54秒0-13秒1をマーク。年長馬のエニシノウタ(3歳未勝利)に半馬身ほど遅れたが、ビシッと追われた今回のひと追いで変わってきそうだ。「ゲート試験合格までに時間を要したことでケイコの進みが若干遅れていたが、ひと追いごとに動きが良化。気性も素直だし、あともう1週あるので態勢は整うと思う」と師。「(昨年2着の)アイアンムスメよりも能力はありそう。楽しみ」と期待を寄せた。

 7月11日の小倉芝1800mにはグランディア(牡、中内田、父ハービンジャー、母ディアデラノビア)がスタンバイ。6勝を挙げたサンマルティン、重賞を2勝したドレッドノータスの全弟にあたる。片山助手は「テンションが上がりやすい血統なので、ゲート試験合格後は放牧に出していったんリセット。トレセンへ再入厩後の調整もしごく順調。素晴らしい馬っぷりで力強いキャンターをするし、背中の柔軟性もある」と高評価。先々まで楽しみな一頭だ。(馬三郎栗東支局・塩手)

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