【エプソムC】アルジャンナ軽快 池江師「時計も動きも良かった」

 「エプソムC・G3」(13日、東京)

 マイラーズC2着のアルジャンナは軽快そのもの。

 アルジャンナは9日、適度に気合を乗せて、栗東坂路を駆け上がった。最後まで確かな脚取りを見せ、4F51秒3-37秒4-12秒6の好時計をマーク。池江師は「結構仕上がっているので、気分良く走らせた。時計も動きも良かったね」と評価した。

 先週開幕した新馬戦では全弟のコマンドラインが東の一番星に輝き、早くもクラシック級の素材と評判が立っている。兄もデビュー当初から期待を集めていたが、20年のダービーで18着に終わると、右膝をクリーニング手術するため、長期休養へ。復帰初戦の洛陽Sは5着だったが、前走のマイラーズCで2着と好走した。

 指揮官も「だいぶ良くなってきているよね。膝をかばっている間に、走りも硬く小さくなっていたが、今では本来の動きも戻ってきた」と復活の兆しを感じ取る。「もともと前進気勢の強い馬なので、そこがレースでも課題になる。何とか重賞を勝ってもらいたい」。タイトル獲得へ、態勢は整った。

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