【ヴィクトリアM】マルターズディオサ、得意舞台で逆襲だ 手塚師太鼓判「いい状態」

 「ヴィクトリアマイル・G1」(16日、東京)

 美浦Wで追われたマルターズディオサも出来は良好だ。

 適距離に戻して巻き返しを図るマルターズディオサは12日、嶋田(レースは田辺)を背に美浦Wを単走。道中は脇目も振らずに集中して前を向き、直線でのフットワークも軽快そのもの。5F68秒3-38秒7-12秒5の内容に、手塚師は「とてもリラックスして、最後まで伸び伸びと走っていたね。いい状態」と出来に太鼓判を押した。

 前走の高松宮記念は8着に敗れたが、指揮官は「初の千二で、馬場も良くなく枠も外。それでも最後まで諦めずに走ってくれて良かった」とレースぶりを評価。「距離がマイルに変わるのは、本質的に一番合っているので」と得意舞台で逆襲を狙う。

 先週のNHKマイルCをシュネルマイスターで制覇。厩舎にとって2週連続のマイルG1Vが懸かる。「とても相手が強いので五分に戦うのは荷が重いけど、競馬はやってみないとね。楽しみにレースを待てるようにしたい」と万全の態勢で送り出す構えだ。

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