「デイリースポーツ杯争奪・レディースＶＳルーキーズ」（９日、宮島）

　Ｖを占う勝負どころに来て一気に顔色が明るくなったのは長嶋万記（３９）＝静岡・９１期・Ａ１＝だ。レディースのベスト６が激突した準優１２Ｒは、３コースから外マイでバック３番手。だが、２Ｍは三浦永理（静岡）と大山千広（福岡）が競ったところを冷静に差して２着をもぎ取った。「４日目まではこぢんまりとした足だったけど、これまでの過程を思い出しながら微調整したら上積みができた。中堅上位になって道中は全く不安がなかったです」と気配は急上昇している。

　優勝戦は４号艇となるが、攻撃派の吉川貴仁（三重）の右隣なら楽しみはある。「吉川君が３カドにするならどうぞ。その方が私にもチャンスが出てきますから」とニヤリ。差し場は間違いなくできるだけに、普段の４コースよりＶ確率は高くなる。昨年５月三国オールレディース以来のＶへ、こん身のまくり差しを放つ。