「デイリースポーツ賞・Ｆ１」（９日、弥彦）

　開催最終日の１２ＲでＳ級決勝戦が行われ、末木浩二（２９）＝山梨・１０９期・Ｓ２＝が、地元バンクでＳ級初優勝を成し遂げた。前を任せた初連係の菊池岳仁が打鐘から先行し、絶好の展開に恵まれた。２着は末木追走の杉森輝大、３着には菊地が入った。

　「地元戦でＳ級初優勝を決められて、うれしい。菊池君のおかげです。最終ホームは菊池君と山口君の意地の張り合いがすごかった。番手で追走していて少し離れた」

　レースは打鐘から菊池と山口拳矢が激しい先行争い。最終２角で菊池が突っ張り切ると、後退する山口を末木がさばき、番手絶好の展開ができあがった。最終４角から満を持して抜け出した末木は、３連勝でＳ級初優勝をつかみ取った。