「マスターズチャンピオン・プレミアムＧ１」（２２日・下関）

　丸尾義孝（５２）＝徳島・６１期・Ａ１＝が大波乱を演出した。

　１回走りだった３日目７Ｒは、６号艇での出番。５号艇の原田幸哉（愛知）が果敢にまくりを仕掛けたが、４号艇の大場敏（静岡）の抵抗にあって、２艇は大きく外に流れる展開に。丸尾は１Ｍにぽっかりとあいた隙を逃さず、まくり差しでシリーズ２勝目をゲット。２着に４号艇の大場、３着に５号艇の原田が入って、２連単は２万９３５０円、３連単柱は２２万９６３０円という超高額配当を生み出した。

　「原田君さまさま。いいハンドルが切れました」と会心の勝利にニッコリ。「気温が上がることを想定して、林（美憲）君からペラのアドバイスを聞いて足は良くなった」と、同郷の後輩は頼りになる存在。「回ってから押す足が良くなり、直線へのつながりも来ている」と狙い通りの仕上がりに満足そうだ。

　初日から２走は５、５着と出遅れたが、２日目６Ｒから連勝と波に乗ってきた。「スタート（Ｓ）は１本持っているけど、いいタイミングで行けている」と速攻力は健在。まずは予選通過へ全精力を傾ける。