【POG】2歳馬が続々とゲート試験に合格(美浦発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

日曜はいよいよ桜花賞!例年桜花賞といえば関西の有力馬が多く、関東馬は少し少なめになることが多かったですが、今年は上位人気から穴馬気配の漂う馬までズラリと顔をそろえました。関西から追い切りのために美浦へ来たジョッキーも多く、どんな結果になるか楽しみですね。

 先週の山吹賞(中山、芝2200m)はアオイショー(牡、中舘)が完勝。デビュー前から「このレベルの馬を管理するのは初めて」と中舘師が大きな期待を寄せていた馬で、ホープフルS後は「今無理をする馬ではないし、山吹賞→青葉賞→日本ダービーというローテで臨んで、それに乗れなければ秋に仕切り直す」と腹をくくって臨んだ復帰戦でした。次走はもちろん青葉賞(5月1日・東京、芝2400m)。これはなかなか楽しみな存在になりそうです。

 皐月賞(18日・中山、芝2000m)はオーソクレースとボーデンの回避が発表されフルゲート割れが確定。以前は同日に3歳OPのベンジャミンSという除外馬を拾うレースがありましたが、それがなくなり、最低限の在厩が多くなっている昨今。各馬が狙いを定めたローテを組むようになって皐月賞の登録自体が少なくなっていますよね。多くの陣営がダービーを目標にするのは分かりますが、せっかくの一大イベント。なんとなくもったいない気もします。

 個人的な案としては、ダービーへの間隔が狭くなってしまうプリンシパルSを皐月賞当日に移動して、皐月賞の受け皿にしつつ勝ち馬にはダービーの優先出走権を与えれば皐月賞の出走馬確保にもつながるのでは?と思いましたが、どうですかね?クラシックは特別ですから、なるべくフルゲートでの競馬を見てみたいものです。

 さて2歳の第一陣はどんどんゲート試験に合格して既に放牧へ。ゼッケン番号はついに100番台にも突入し、あとふた月もすれば新馬戦が始まってしまいます。もう少しすれば新馬の予定や入厩各馬の陣営の手応えなども聞こえてくると思いますし、その都度紹介していければと思います。

 ちなみに今週見た馬の中で目についたのはジオグリフ(牡、木村、父ドレフォン、母アロマティコ)。栗毛で非常に目立つ体をしていました。新種牡馬となるドレフォンの産駒はセリで見ていた時から筋肉質で目立つ体をしている馬が多く、ダート寄りになりそうなイメージでしたが、繁殖の質を考えれば芝をこなす馬も相当数出ると思いますし、この馬も重々しさは感じられませんでしたね。今後も注目して見ていきたいと思います。(馬三郎美浦支局・木村)

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