【桜花賞】池添 ソングラインで3度目桜冠つかむ

 「桜花賞・G1」(11日、阪神)

 3度目の桜冠へ、手応えはつかんだ。池添謙一騎手(41)=栗東・フリー=が7日、桜花賞で初コンビを組むソングラインの最終追い切りのため、美浦トレセンに駆けつけた。

 美浦Bをゆったり2周してから、ハロー(馬場整地)明けのWへ。グルアーブ(4歳2勝クラス)を2馬身追走して、直線は内に進路を取った。最後まで相手の動きに合わせて、5F67秒9-38秒2-12秒5のタイムで併入。鞍上は「いい乗り味でした。軸もしっかりしているし、緩い感じもなかった。いかにも女の子って感じ。いい馬です」と好感触を伝えた。

 目下2連勝中の相棒。既に過去のレースぶりはチェック済みだ。「前走は抜け出す時の脚が速かったけど、切れると言うより、どんどん加速して行く感じ」と特徴をインプットした。

 オルフェーヴルでの牡馬クラシック3冠制覇に、有馬記念V4など、大一番にめっぽう強いジョッキー。桜花賞は自身のG1初制覇となった02年アローキャリー(13番人気)、17年レーヌミノル(8番人気)と、ともに初コンビで2勝を挙げている。「秘けつ?そんなのないですよ。あったら教えてもらいたい」と笑ったが、「いい追い切りができた。チャンスのある馬。しっかりと結果を出したい」と口を結んだ。2度あることは…。3度目も大いに期待できそうだ。(デイリースポーツ・村上英明)

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