【競輪】玉野記念(広島代替)は松浦悠士が制圧 直線強襲で通算9回目のG3優勝

 「瀬戸の王子杯争奪戦in広島」(7日、広島)

 玉野競輪がリニューアル中とあって、広島に舞台を移して行われた玉野記念は7日、12Rで決勝戦が行われ、松浦悠士(30)=広島・98期・SS=が1着。清水裕友(山口)マークから最終3角過ぎに中を突いて直線で外を強襲。2月の高松記念以来となる今年3回目、通算9回目、広島では2回目となるG3優勝を飾った。打鐘前から先行した太田竜馬(徳島)に乗って番手まくりを敢行した取鳥雄吾(岡山)が2着、黒沢征治(埼玉)追走から切り替えて内を突いた和田健太郎(千葉)が3着に入った。

 さわやかな表情で優勝カップ、トロフィーを手にした松浦。「広島のお客さんが見ている前で優勝したかったです」とこぼすが、地元バンクでヒーローになれたことは「やっぱりうれしいです」とニンマリだった。

 レースは打鐘前から始動した太田が先行。取鳥-岩津裕介(岡山)が追走し、黒沢-和田、清水-松浦、山田英明(佐賀)-小川勇介(福岡)と続く。ハイペースで逃げる太田へまずは清水が牙をむく。最終ホーム6番手から仕掛けると、2角4番手から黒沢もまくり上げる。それを察知した取鳥はバックから番手まくりを敢行。前団は激しい消耗戦になり、清水から切り替えて中を突いた松浦が、直線で外を鋭く伸びて先頭でゴールした。

 「今年はいろいろ試しながらも成績を残せています」。G1・全日本選抜(川崎)で優勝こそできなかったが、決勝進出4着。G3で3回も制覇できており、今年も滑り出しから順調そのもの。

 「ウィナーズカップ(G2。25~28日・松阪)まで日にちがあるので、日本選手権(G1。5月4~9日・京王閣)もにらんで追い込んで練習するつもりです」

 さらにパワーアップする松浦。連覇が懸かるウィナーズカップはもちろん、全てのG1、G2で豪快に突っ走り、KEIRINグランプリ(12月30日・静岡)制覇へ全力を尽くす。

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