０１年のダービーとジャパンＣを制し、同年の年度代表馬を受賞したジャングルポケットが２日、けい養先の北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションで死んだ。２３歳だった。

　栗東・渡辺栄厩舎から００年９月にデビューし、翌０１年のダービーで１番人気に支持され、クロフネなどを破って栄冠を手にした。現役通算１３戦５勝（うち重賞４勝）。種牡馬としてはトーセンジョーダン、オウケンブルースリ、ジャガーメイルなどＧ１馬を送り出した。

　（株）サラブレッドブリーダーズクラブ事務局の遠藤幹氏は「昨年秋から体調を崩して治療にあたっておりましたが、残念ながら力尽きました。安らかに眠ってほしい」とコメント。ダービーでコンビを組んだ角田師は、「ダービーを１番人気で乗ることがなかなかないことだし、しかも勝たせてくれて、すごく思い出深いですね。師匠の渡辺先生とダービーを獲れたのが何よりでした。私自身はまた、ジャングルポケットのような馬を育てられるように頑張ります」と冥福を祈った。