【POG】除外続きの高額馬ホウオウラフィットは16日デビューへ(美浦発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。クラシック戦線を見据える良血馬からデビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 皆さま明けましておめでとうございます!

 新型コロナウイルスの影響で少なからず普段とは違った生活を余儀なくされていた2020年でしたが、2021年はいい兆しが見えてくるといいですね…と書きたかったところなのですが、1都3県を対象に発令された緊急事態宣言の影響で中山は再び無観客競馬に逆戻り。中京は今のところ、大丈夫ですが、今の状況を鑑みるとどうなるか分かりませんよね。

 寒くなって換気もしたくなくなるこの時季に感染が増えるのはある意味必然なことですが、無策で臨めばさらなる感染爆発につながることになってしまいます。必要以上に怖がる必要はありませんが、リスクはなるべく低く抑えられるようにしたいですね。競馬サークルでも、またねじを締め直してコロナ禍と戦っていかないといけません。ちょっとくたびれますが、なんとか頑張っていきましょう。

 さて昨年12月26日に行われたホープフルS(中山)はダノンザキッドが勝利。コントレイルと同じく3連勝で最優秀2歳牡馬にも選出されました。関東馬はオーソクレースが2着と健闘しましたね。まだまだ緩い面を感じさせるなかでの結果ですし、今年の逆転に向けてぜひとも順調に運んでほしいです。もう1頭人気を集めていたランドオブリバティは4角で外に逸走してしまい競走中止。発馬して隣の馬にぶつけられたことでテンションが上がってしまいましたかね。1角に入るところから怪しい動きはしていたので、精神的な部分が大きかったかと思われます。もしまともに走っていれば…と思わせる手応えでもありましたし、巻き返しに期待します。

 年が明けて5日に行われたジュニアC(中山)はヴェイルネビュラが勝利。マイルに変わって折り合いもスムーズに運べたのが勝因ですかね。戸崎圭騎手はフットワークから距離が延びても対応できると話していますし、次走は1800mくらいの距離になるのですかね。先々が楽しみな馬がまた出てきました。

 同日の3歳1勝クラス(芝2000m)ではワンデイモアが勝利。未勝利を勝った時もそうでしたが、末脚が本当にしっかりしていますね。少し上がりがかかる条件もいいのだと思いますが、これはイメージ以上に強い競馬だったと思います。次走は弥生賞(3月7日・中山)を予定しています。

 年末の新馬戦に続いて今週も除外となってしまったホウオウラフィット(牝、池上、父ディープインパクト、母プリティカリーナ)は16日、中山・芝1600mの新馬戦へスライドする。セレクトセールで1億9440万円(税込み)という超高値で取引された注目馬。ここにきてだいぶ動きがしっかりしてきていただけに除外は残念ですが、来週無事にデビューを迎えてほしいですね。

 葉牡丹賞を勝っていたノースブリッジは共同通信杯へ。年末の新馬戦を勝ったホウオウサンデーは次走未定となっている。(馬三郎美浦支局・木村)

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