【中山金杯展望】カデナが重賞4勝目を狙う
「中山金杯・G3」(1月5日、中山)
正月恒例のハンデ重賞。重賞3勝の実績を誇るカデナが中心を担う。昨春の大阪杯では強敵相手に猛烈な追い込みで4着。展開さえ向けばG1でもやれることを証明した。ここはトップハンデを背負うことが濃厚だが、これまで戦ってきたメンバーと比べれば相手関係は楽になる。春のG1舞台へ向けて、きっちりと結果を出しておきたい。
ディープボンドが強敵だ。有馬記念は賞金出走順で除外となり、残念ながらゲートインがかなわなかった。ダービー5着、菊花賞4着とクラシックで掲示板を確保した世代屈指の実力馬だ。明け4歳でまだまだ進化中。好スタートを決めて飛躍へとつなげたい。
福島記念で重賞初制覇を飾ったバイオスパーク。地力強化を重ねて、着実に階段を上ってきた。重賞連勝へ気合が入る一戦だ。福島記念は惜しくも2着に敗れたヴァンケドミンゴ。ベストの舞台は福島だが、中山でも連対実績があるだけに侮れない存在だ。
2勝クラスで足踏みが続いたヒシイグアスだが、目下2連勝中と近2走は本格化を感じさせる勝ちっぷり。秘めるポテンシャルは相当なものがある。ダービー13着以来の復帰戦となるダーリントンホール。休養は長引いたが、じっくりと充電してきた。ここは成長ぶりを見せつけたいところだ。中日新聞杯4着のショウナンバルディ、小倉記念を制したアールスター、昨年の2着馬ウインイクシードも争覇圏内だ。